TBS「報道特集」拝見しました。
9条3項加憲派、護憲派、そしてゴー宣道場が掲げる
立憲的改憲、最後に木村草太氏のコメント、
膳場さんが「憲法は9条のみならず幅広い論点が必要」と
おっしゃっていましたが、それが伝わってくる内容でした。
そもそも加憲派の言い分がよくわかりませんでした。
自衛隊を憲法に明記しても、
「自衛隊がどう変わるのかわからない」と言うし、
そうかと思えば「自衛隊のあり方は変わらない」と言うし。
どっちやねん。
っていうか、そこを考えなきゃいけないのに、
結局よくわかっていないまま主張しているのではないか。
「自衛隊の誇りや名誉を取り戻すことができる」という
じつにファジーな観念があるだけだ。
木村草太氏が指摘するように、これまで合憲としてきた政権与党が、
何を思ったか「違憲かもしれない」「だから明記を」と言うこと自体
本当ならムチャクチャな話。
また憲法は歴史的な出来事や明確な政策目標があって
変えられてきたもので、今の改憲論議にはそれがない。
後世の人々には「オリンピックがあったから」としか説明できない。
そのご指摘も、なるほど至極納得です。
それって、あまりにもマヌケすぎる。
一方の護憲派は、徴兵制への恐怖を語ったり、
9条が変われば解釈が変わると言っていた。
いや、もうとっくに変わっているんですってば。
9条を1ミリも変えず、1文字も変えず、
なぜか日本は集団的自衛権が行使できるようになっている。
9条の精神を守ろうと言っている間に、
あなた方が最も嫌う方向にこの国は進んでいっているんですよ!?
思わずテレビ画面に話しかけてしまいそうになりました。
他方、山尾議員の理路整然としたコメント
知的誠実さを持ち合わせている人、
色眼鏡だけで世の中を見ない人なら、
加憲派、護憲派のどちらにも共通する思考停止状態に
ハッと気づいてくれると思うんだけどなあ。
ゴー宣道場の参加者の方々もアップで映っていて
びっくりしました
(あのときのカメラワーク、この絵ヅラかあ・・・と思いながら見ちゃいました)
「報道特集」、見ごたえがありました。
良質な特集をありがとうございました。